間が空くと中々重い腰が上がりません(笑)
今回は加工技術についてお話します。
難作材と言えば何を想像しますか?弊社ではインコネル ハステロイなどの耐熱金属 チタンなどの合金などでしょうか。
一般的にネジ穴を加工するときにはタップで加工するのが普通ですが、これらの材料にはなかなか難しいです。
一か所とかなら恐る恐るハンドタップでやれないことはないですが、実際の現場ではかなり難易度が高いです。
材料が高価なのもそうですが欠損のリスクがタップ加工ではあります。
なので今回新しく工具を購入しトライワークにて加工してみました。
新しい工具とはスレッドミルという工具でネジ穴を円弧切削で加工するというものです。
存在は知ってましたがインコネルの案件が来たのでやってみました。
メーカーに条件などを相談しながらですが何とか加工できました。ネジゲージにも一発で挿入できOKとなりました。
加工時の音や振動もなく低抵抗でかなりきれいなネジです。写真のサイスはM6x1.0 深さ12です
このほかにM8 M10 M12 も試しましたが問題なく加工できました。
唯一の苦手な加工が克服できたと思います。
難削材なら呉匠と言われるように頑張っていきます。